物づくりのこだわり

本当に良いものを、長く楽しんでいただくために

デザインのこだわり

皮革製品は長持ちします。特に良質な素材は着れば着るほど味になり自分だけの宝物になります。
長持ちするのにトレンドの強いデザインだと流行が変わった時に使いにくくなります。
タンスの肥やしになりがち。

yuccaは上質な素材を使い、パターンにこだわりシンプルなデザインにしています。
ほんの少しyuccaらしさを加える程度。
インナーをさり気なく引き立たせます。またシンプルなデザインはコーディネイトの幅が広がります。

着方によって1着のジャケットが幾通りにも見える。そんな商品作りを目指しています。

ストレスフリーなのに美しいシルエット

パターンへのこだわり

洋服で最も大事なのはパターンです。
実はレザーの寿命にも直結する大事な部分です。

注目すべきはバックライン。
背中からウエストにかけてのシルエットが美しいと姿勢がよく見えます。
姿勢の良さは細見え、若見えに直結します。
女性の永遠のテーマですよね。そして着心地も同じぐらい大事。
パターンを作る際に、必要のない部分を削り取り体の厚み方向にゆとりを持たせることで細く見えるのに着心地がいい、を実現しています。
試着されたお客様が「このストレスフリーな気持ちよさは何?」とおっしゃってくださいます。
袖を通した瞬間にわかります。この着心地の良さを体験してみてください。

手に取るたびに、ワクワクできる工夫を

見えないところのこだわり

表からは見えませんが、裏地が素敵だとテンションあがりますよね。裏地やボタン、じつはとても大事なポイントです。

いつも1型1型頭を悩ませながら選んでいます。裏地の美しさも楽しんでいただきたいと思います。

どんな体型でもスッキリ美しく

サイズへのこだわり

「全ての女性に着てほしい。」

そんな思いで3号から23号まで作っています。(21~23号はパターンのみ)
背の高い方へのパターンもあります。
レザーを着たいけど自分に合ったサイズがない…そんな残念なことが無いようにお作りしています。

数字だけでサイズを作るのではなく3号は3号、19号は19号とそれぞれサイズごとにパターンを作っているのでとても着心地が良いのです。
とるべきゆとりは保ちながら必要無い部分は削る。
この細かい作業を繰り返すことによりどのサイズも美しく着ていただくことができます。

レザーウエアができるまで

素材の選びかた

レザー素材には様々な種類があります。牛革・羊革・豚革・馬革・山羊革・・・・
どの素材にも特徴があるのですが、女性に最も適した素材が羊革。軽くてしなやかだからです。

何軒も皮革問屋を歩いて回りレザーのプロが納得するものを探します。

天然素材ですのでその年により品質が少しずつ変わります。昨年良くても今年も同じように良いとは限りません。自分の目と手のひらで決めます。

レザー素材というのはキズの無いものだけを選ぶことができないのです。
上質の等級でもキズの入り具合によりABC…とランク分けられ混ざった状態で納品されます。

目利きと信頼関係により、良いランクが多く含まれるかが違ってきます。とても難しくレザーの経験が少ない方が苦労する点です。 35年の経験はとても重要です。

色合せ

レザーの原皮は人の皮膚と同じで1枚1枚異なります。染め上がりも微妙にも色に差が生じるのです。ジャケットならラムを5-6枚使用します。なるべく色をそろえ仕上げるために何十枚の中から1着分ずつ色合わせをしていきます。長年の経験が必要な作業です。

裁断

皮革は1つ1つの皮革の大きさも形も違います。またキズのある場所も違うので千枚あったら千枚内容が異なります。しかも効率よく型紙を入れないと何枚あっても1着が作れません。できるだけ無駄なく裁断することが大事。
また皮革は横方向には伸びがあり、縦方向には伸びがあまりないのでそのあたりも頭にいれながら1パーツごとに裁断します。
機械裁ち、重ね裁ちができないので職人さんの熟練の技が要求されるのです。

縫製

レザーの場合、生地と一番異なるのが「縫い直しがきかない」こと。針穴が残るので1発勝負なんです。熟練した職人さんとまだ経験の浅い職人さんとでは仕上がりが違います。特に薄手の柔らかい素材なので難しいのです。
工場には私がこだわる点をまとめた指示ファイルを置き確認しながら生産しています。

仕上げ

縫い終わると1着1着をプレス専門の職人さんが仕上げています。アイロンをかけ検品し店頭に送り出します。

ちなみに誰でもレザーはアイロンをかけられます。※一部適さない素材もあります。
コチラの記事か動画を参考にしてみてください。